「Hanko Image Maker - ハンコ画像メーカー」
3文字までの文字を入れると、ハンコ画像(透過PNG)になります。デフォルトでちょっとお辞儀する仕様。下のバーで、お辞儀角度を変えられます。おもしろい文化ですね!
本アプリは、JavaScriptで作成したシンプルなオープンソース。自由にご活用ください。
ただ本アプリで生成するハンコは単なる画像であり、日本政府提唱のDFFT(Data Free Flow with Trust: 信頼性のある自由なデータ流通)的にアウトです。
誰でも自由に生成できるハンコは、なりすまし放題、何の保証も付きません。フォントの形状を多少変えたり、ノイズを乗せてそれっぽくリアルにするチャレンジもおもしろいですが、結局簡単にコピーされてしまいます。
それでもこのハンコを使った流れが現代でも一応機能している理由は、ハンコ画像の文書ではなくメールです。本人から送られてきたであろうメールがある程度の証拠になると考えられています。
ただ、メールという仕組みは信頼できるのでしょうか?SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)の誕生は、1982年、その名の通りシンプルなメール伝送プロトコルには暗号化も認証も入っていません。誰かがなりすましている可能性を否定できず、経路中の第三者が改竄しても確認するすべを持っていません。
デジタル時代のハンコは、電子署名です。
まずは本文をデータ化し、分散型IDによる電子署名があれば、ちゃんと確認できて安心です。初めて取引する相手であれば、第三者からの紹介、証明書が有効です。メールではなく、信頼性ある通信手段と合わせて使えば、DFFTのできあがり!
アナログの問題は、ちょっとずつ発生するイレギュラー。所属や住所が変わったら?同姓同名が居たら?実印と印鑑証明は重すぎ?印影の鑑定は可能?など、妥協するレベルによって、リスクやコストを内包する気持ち悪さが拭えません。
アナログな文書文化を、誰もが納得できるデジタルに、どうトランスフォーメーション(DX)していくか? 作る人、使う人、それぞれ手を取り合って進めましょう!
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