「日本財団「18歳意識調査」第20回 テーマ:「国や社会に対する意識」(9カ国調査)」の「どのようにして国の役に立ちたいか」の問いがおもしろかったので、データとして整理し、アプリ化してみました。
結論、女子が強く関心を持つ分野を深めることで女子率を上げることは可能。国によって違いはあっても男女差は明確に存在していました。
まず最初に、ショッキングなデータ。
「18才意識調査(データ出典: 日本財団)」
日本の18才、1,000人中142人が「国の役に立ちたいと思わない」と回答、9カ国調査中、最多です。日本が平和すぎるのか、大人からの役にたってほしいというメッセージが弱いのか、もしくは国ではなく世界の役に立ちたいと思っているのか・・・。掘り下げて聞いてみたいところです。中国はわずか7人。男女比は、日本は6:4で男性が多いのに対しアメリカは逆です。
続いて、3カ国の男女比を見ていきます。
「学業に励み立派な社会人になる」
アメリカ、中国共に女子のYES率が高いのに、日本は女子の方が低い。
「ボランティアをする」
全体として女子の方がYES率高いですが、中国、アメリカ、日本の順で差が広がります。
「ビジネスを通じて社会課題を解決する」
ボランティアがビジネスになった途端に、女子率が下がってしまいます。中国は女子の方が少し多い!
起業家精神の伝え方、ビジネスに対する捉え方に差があるのかも?
「きちんと働き納税する」
日本は性差なし。アメリカが男性多め。
「子供達の教育に携わる」
全体的に女子多め。
「医療・看護・福祉分野などで働く」
こちら日本、アメリカでより顕著に女子多め。一方中国は半々なのがおもしろい。何の違いでしょうか?
このように女子がなりたい職業として偏りがあるので、大きく少なくなる職業も出てくるのでしょう。
「国際交流に取り組む」
日本と中国で女子多め、アメリカで男子多めという結果。
「政治家として活動する」
日本は政治家を目指す女性が圧倒的に少ない。
「選挙を通じて政治に参加する」
選挙への意欲は男女差ほぼなし。中国は女子が少し高め。
「省庁や自治体など公的機関で働く」
公務員人気が伝えられますが、意外と少ない。
「住んでいる地域(コミュニティ)の課題解決に取り組む」
こちらも意外と女子少なめ?
「軍隊に入って国を守る」
日本は圧倒的に少ない。
「具体的ではないが何らかの分野で役に立ちたい」
よい課題に触れてもらわないとですね。