2022-09-07
iPhone 14 Pro (A16 Bionic)は1秒間に何回できるでしょう?


正解は、17兆回でした!
iPhone 13 ProのA15 Bionicが1秒間に15.8兆回だったので1.2兆回、7.5%の性能アップ。


こちら、iPhone 13 Proで紹介していた、上には上がいる、コンピューターの速度比較資料を・・・


iPhone 14 Proに合わせてアップデート!(IchigoJam-first-game スライド on GitHubスライド 速度比較のみ)
富岳の計算速度も実効値に合わせて44京回としました。現在の世界最速はアメリカのスパコン、フロンティアで110京回とのこと。
スパコンTOP500首位は「フロンティア」でAMD第3世代EPYCプロセッサーとInstinct MI250Xを搭載し計算性能は100京回単位に到達、「富岳」は2位に後退 - GIGAZINE


1秒間に1億回計算できる、IchigoJam R 基準の資料。


計算能力自体は7.5%増と微増でしたが、メモリのバンド幅の50%増は、パフォーマンスアップに効果あるかも。

JavaScriptで簡単な計算だけするベンチマークを作ってみました。

「code4fukui/simple-benchmark」

結果、2GHz-3.2GHzのApple M1 Pro搭載のMacBook Proで、ループを除くと秒間20億回計算を達成。スクリプト言語ですが、動的にコンパイルされシングルコア性能の理論値上限なので、たぶんC言語でプログラムしたものと同じくらいの速さです。(求む、C言語での検証)

こちらベンチマークのプログラム。 const cnt = 1_000_000_000; const t01 = performance.now(); for (let i = cnt; i >= 0; i--) { } const t1 = performance.now() - t01; console.log(t1 >> 0, "msec (null loop)"); let sum = 0; const t02 = performance.now(); for (let i = cnt; i >= 0; i--) { sum += i; } const t2 = performance.now() - t02; console.log(t2 >> 0, "msec (add loop)"); console.log(sum); console.log(cnt / (t2 - t1) >> 0, "operations / sec"); この単純な計算の場合、GoogleのV8を使ったdeno、nodeが速く同じ速度、AppleのJavaScriptCoreを使っているbunがちょっと遅いという結果でした。

マシン語を使えばSIMD命令を使って何倍かにでき、8コアあるので並列させれば更に8倍。GPUを使って計算すれば大きく高速化することが可能です。

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