「シビックテック入門&アイデアソン」
今回の発表など、成果物をまとめたページ。各項目でタップすると詳細が見える部分、会場360度写真をぐるぐる見る部分もプログラムです。JavaScriptを使って、いろんなことができますよ。
100年に1度のチャンス、来年に新幹線開業を控える福井県。この機会をどう活かすかの判断の決め手はデータ。なかなか実態が見えづらい観光を明らかすべく、今年4月から収集開始された、福井県観光アンケートオープンデータと、福井県観光データ分析システム「FTAS」。高校生でもできるのがシビックテックの良いところ。
ようこそシビックテックの世界へ!シビックテックとは「地域の課題を市民がテクノロジーで解決すること」。スマホ、AI、VR、IoT、最新技術を素早く使って試してみることができるのもいいところ!
目標は高く、福井県の観光イノベーション!課題を解決するために作ったアプリを普及するため、いろいろ楽しく試行錯誤するのがシビックテック。そう簡単にうまくいきませんが、失敗からの学びの方が大きいので問題なし。
福井県内各地から参加してくれた高校生。初めてのチームメンバーと打ち解けるためのアイスブレイク。福井県のいいところを3つ付箋に書いて、他の人とかぶらなさそうなものから場に出しつつ自己紹介してもらいました。みんな福井出身、同世代、緊張はすぐ解けた様子。
福井県観光連盟、佐竹さんから福井県の観光にかける熱いインプットトーク!福井県をおもしろくする絶好のチャンス!
持ってきてもらったタブレット、スマホ、PCでどんどん検索。
シビックテックはアプリをつくるだけにあらず。既存のアプリへの意見出しもシビックテックです。越前市国高地区で運用している「地域安全マップ、キッズセーフ」を見てもらって感想や改善点を書いてみてもらいました。(全チーム分)
「福井県観光アンケート コメント検索」
まずは現状をアンケートなどから探って課題を探してみましょう。1.6万件集まっているコメントから特定キーワードで検索して見えるアプリも用意してみました。その抽出コメントによる満足度表示にも対応。なかなかおもしろいです。
20代と50代の目線の違いを体験してもらいました。データはいろんな人が、いろんな角度から見れば見るほど新発見がありますね。こんな視点で見てみたらどうだろう?その切り口探しもシビックテック。ぜひその声を共有しましょう。
パ軒のお弁当を食べて、午後はプログラミングレクチャー。プログラミング経験がほとんどないとのことだったので、まずはIchigoJam webを使ってプログラミングはじめのいっぽ。ゲームづくりを通じて、楽しく学ぶのが一番です。スマホだけでも体験できますが、Bluetooth接続のキーボードがあるとより楽かも?
IchigoJam web、動画でもどうぞ!
ゲームづくりによるプログラミングの基本、楽しんでくれました!
続いて、JavaScriptを使ったWebアプリ入門。IchigoJamで慣れたプログラミングの基本はそのままに、ぐっと応用範囲が広がります。その分、文法は難しくなりますが、短いプログラムから真似て打ってみて、ちょっとずつ改造するところから始めましょう。
おみくじアプリをスマホで打ち込んで、大吉が出るかテストしている様子。コードを書いて動かすところはIchigoJamもJavaScriptによるWebアプリづくりも一緒です。
便利なオープンソースライブラリを使うとすぐできるグラフ表示。オープンデータを読み込んだり、自分で分析して集めたデータをグラフも使って伝えるのも簡単ですね!
「衛星地図対応csv-mapサンプル」
タグで簡単に地図がかけるライブラリ「csv-map」ですが、衛星地図がいいという高校生意見を受けて、mode=satellite を追加しました!
いよいよシビックテック実践。VRをみてみたり、アプリを作ってみたり、ワイワイ楽しい制作タイム。
各チーム、プランづくりを進めます。チームA。
チームB。
チームC。
チームD。
いよいよ、発表タイム!
Bチーム発表「東尋坊 岩とあなたに寄り添って」
福井県の重要観光地東尋坊なのに、ボロくなっていて残念というアンケートからの声に着目し、QRコードを前面に押し出した看板へと変え、ウェブアプリによってわかりやすく東尋坊の魅力を伝えるというプラン。岩場とカフェの2点のデータをサンプル表示するアプリと共に発表してくれました。
チームDの発表のテーマは西山公園、ターゲットは高校生。インスタ映えするスポットや、楽しいイベントを紹介。福井県内のおもしろポイントをどんどん共有できると楽しくなりそう!
チームA発表「あわらの湯巡り」
徒歩圏にたくさんの温泉が集積する芦原温泉。ちょっとずつ違う湯の成分をオープンデータ化して、体調などに合わせてベストな温泉を紹介するアプリ。28才女性会社員が友達とあわら温泉にやってきたけどチェックインの時間まですることがないという課題に対する提案。
佐竹さんからも実現可能性ありとのうれしいコメント。
チームCの発表「スキーJAM勝山」の状況見える化アプリ。
県外からスキーJAM勝山にやってきた30代男性が、リフトの稼働状況や混雑状況によってストレスを感じないようにするアプリ。まさかのペルソナの名前がついたアプリ名がナイスでした!自分の予定、友達の予定、天気、混雑状況、スキー場のコンディションなどのデータも総合的に使って、とことんパーソナライズしてスキーに行くベストな日を提案してくれるとかいいかも。
発表終わって休憩タイム。こちらも熱いモビリティ技術、セグウェイドリフト体験。
新しいことに挑戦するって楽しいですね!
最優秀賞は、東尋坊プランを作ったチームB!副賞に豪華お菓子詰め合わせ&IchigoJam!
オープンデータ賞、温泉質オープンデータが熱い、芦原温泉のチームA!
IoT賞、スキーJAMの状況、IoTで実現したいチームC!
高校生賞、高校生は未来の主役、西山公園プランを始め、高校生初のメディアに期待、チームD!
「たっと4行でつくる、日本の風景オープンデータガチャ!」
今回のプログラミング入門で体験してもらったように、オープンソースを活用すれば一見すごいアプリも簡単に作れたりするのが楽しいところ。
「シビックテック入門 会場360度写真」
VRで見ると会場の雰囲気がそのまま甦る、こちらのWebアプリのJavaScriptもこんなに簡単。
360度写真はいろんな角度から、
見られます。
「チーム分けするガチャプログラム」
受付で引いてもらったチーム決めもJavaScriptのプログラム。英語もプログラミング言語も少しずつ長文が読めたり、活用できたり、自分で書けたりできるようになりますよ。
プログラミングもサッカーも、続ければうまくなるのは一緒。みんなで取り組み、身近な人に披露できるのがシビックテックがオススメなポイントです。
みんなで記念撮影!シビックテックで福井をもっと楽しく!
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