2013-09-11
今から12年半ほど前、初めてケータイアプリを作った時の話です。

待ちきれなかった日がいよいよ来た。NTTドコモから世界初のアプリがダウンロードできる携帯電話、F503iとP503iの発売日。初めて購入するケータイ(それまではなぜかケータイと呼ばれなかったPHSを使用していた)、1パケット0.3円というパケット料金にどきどきしながら使う。128x128という大画面カラー液晶、反応速度と発色はいまいちながら、コンパクトなケータイに収まっていることに関心する。

早速、テスト用のiアプリをサーバーにアップロードし、ケータイでアクセスしてみる。URL入力が非常に面倒だが、そこは我慢。無事ダウンロードが成功し、起動。"Hello World"という表示に、感激。単なる文字を表示するだけのテストアプリではあるが、自分で作ったアプリが世界中のケータイへ届けられる可能性が開いた気がした、大きな一歩だった。

画像表示、キー操作によるアニメーション、サーバーとの通信など、つぎつぎといろいろな機能を試していて気になった、いくらかかっているのだろう?最初のiアプリの仕様上の最大容量はわずか10KBだが、ちょっとしたサンプルでもすぐに上限に達してしまう。これを1回ダウンロードするのになんと24円(=10KB/128B*0.3円)かかる。10回試して、240円。100回試すと2,400円!自作のエミュレータを改良しながら、開発するも、最後は実機での動作チェックは欠かせない。ここは高くついてもやるしかない!

そんな思いが、サーバーを介する圧縮通信を使った、パケット削減ブラウザの誕生のきっかけになり、その技術を活かしたjigブラウザへとつながった。iアプリは、今では当たり前となったモバイルアプリという技術をいち早く提供してくれた。ステキな経験をありがとう!


iアプリ対応携帯電話「デジタル・ムーバF503i HYPER」の発売について
NTTドコモ、iアプリ対応の「F503i」「P503i」を26日発売

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