2025-02-07
手続き型プログラミング言語「IchigoJam BASIC」と、現在主流となっているオブジェクト指向言語の間を埋めるべく、オープンソースで開発中の教育用構造化プログラミング言語「Wirth」。オブジェクトの要素へのアクセスに対応しました。


「Wirth Playground - object.wirth」

データの活用こそコンピューターの活用の本質。そのデータの構造を柔軟に記述するため、JavaScriptなどでよく使われているJSON(JavaScript Object Notation)風に、名前付きの値を持つデータ、オブジェクトの定義とアクセスに対応しました。

a <- [ { a: 15, b: "ABC", e: [2, 5] }, { a: 5 }, ] print a[0].a a[1].c <- "xyz" print a[1].c

変数 a は、配列で、要素としてオブジェクトを2つもち、1つ目の要素は要素名a, b, eでそれぞれ値を持ち、2つ目の要素は要素名aの値だけ持ちます。a.c のように、オブジェクトに後から要素を追加したり変更したりすることもできます。

言語仕様も合わせて修正しています。
Wirth - 削ぎ落とした構造化プログラミング言語 - 言語仕様
ご質問、活用方法など、お気軽にコメントお寄せください。 → Issues on GitHub

links
- Pascalリスペクトの教育用構造化プログラミング言語「Wirth」

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