ものづくり企業と呼ばれる製造業(アプリ開発会社も含む)に求められるのは「もの」を単に作るだけではなく、きちんとその「もの」が人に正しく伝わること。素晴らしい理念を持っていても、それが「もの」に表れていないと意味がなく、デザインに凝っても、理念との一致が無ければ感動は決して生まれない。

必要なのは、作り手から使い手への思いが伝わる「しかけ」。技術にいくらこだわって作ったとしても、使う人が求めていない機能は嫌悪感すら呼ぶ。製造の現場、開発者に求められるのは、それが誰に伝わり、どのように使われるかが想像できること。ギーク(一流の技術者、開発者)が陥りやすい罠は、その腕を磨き、高める方に目がいきすぎ、視野が狭くなること。

脱却の鍵は、ペルソナ。ペルソナとは、製品やサービスの使い手の人格を具体的に考えて作る、架空の人物像。朝6時におき、趣味は猫の写真撮影、鯖江市役所に勤め、月に1度は高専時代から仲のいい後輩と飲みに行く、など、その人物のライフスタイルがリアルに感じられるくらい考える。次にストーリー作り。そのペルソナの生活に自分たちの製品がどのように絡むか。

よい製品は感動を生む。ストーリーの中で、ペルソナはどこで製品に出会い、何かがきっかけで製品を使い始め、製品によってライフスタイルが変化する様子をリアルに表現する。そのストーリーが感動的であればあるほど共感を生み、より広まる製品になる。自分だったらどうか?ペルソナだったらどう考えるか?

人はストーリーで感動する。ペルソナにとって、その「もの」はどのようなポジションを占めるのか?しかけづくりの極意は、どれだけ使い手側の立って考えられるか。職種が業種すら違うチームでものづくりの場合こそ、このペルソナ作りが重要になる。それぞれの立場でペルソナ、使ってくれるお客様ひとりひとりを共有することで、ぶれない、強いものづくりができる。

製造業の宝庫、鯖江にはいろんな技術や視点があふれている。業種、年代を超えた交流を深めるのにちょうどいい人口6万人という規模。商店街の人々を始め、市議会の議員、鯖江市長によるTwitter/Ustの早速導入に象徴されるように、新しいことに寛容で柔軟な人が多い。堅いイメージがあったものが、使い手の気持ちを汲んでやわらかくなるとき、それは革新へと変わる。

(謝辞)
日本Androidの会、女子部の部長、矢野りんさんを迎えて行った勉強会
やわらかいアプリデザインの実現
矢野さん(@yanorin)、遠方からありがとうございました!(資料はこちら
ライブしてくれた、@singjroyさん、@singer_takahiさん感謝!
Twitterでのツイートまとめ「デザイナーとプログラマー男女ペアでやわらかいアプリをデザインする勉強会

マイネットジャパン代表上原さんのTwitter上のつぶやきがきっかけの開発者イベント #cto48
ベンチャーCTOだらけカンファレンス vol.1
上原さん(@ueharajin)、素敵なイベントありがとうございました!

福井の製造業の人企画のイベント
【製造業限定。】勝ち残るためのウェブ活用セミナー&交流会  in 福井
産業支援センターの大木さん(@t_ooki)、セミナーの機会ありがとうございました!

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