日本Androidの会、女子部、部長の矢野りん氏による
「やわらかいアプリデザインの実現」というテーマで講演をいただいた。
1. やわらかい=スタイリングキーワード
デザインと言ってまず頭に浮かぶのが外観。
その概観を表す言葉=スタイリングキーワードである。
「やわらかい」というのもその一種
他「すっきりした」「先進性のある」「重層感のある」「軽快な」・・・など
2. デザインプロセス(事業→製品→デザイン→スタイリング)
アートとデザインの大きな違いは、利用者(ターゲット)をどれだけ見ているか?
誰にどのように使ってもらい、どう事業化するか?というのがコアにあり、
それをどのように見せるかというスタイリングまでを積み上げることが大事。
3. デザイン=インタラクション+スタイリング
デザインは利用者の好き、嫌いを左右する重要なもの。
良し悪しが定量的に決まりにくいので、利用者の気持ちになることが大事。
インタラクションとは、ユーザからの働きかけに対する反応。動き。
スタイリングとは、概観全般、色やイメージ。
4. ペルソナに聞け!
デザインプロセスに沿ってデザインする際、多くの決断が必要になる。
その決断の指針となるものがペルソナ、仮想的な利用者像、である。
ペルソナは、年齢、性別、職業、趣味、人間関係、ライフスタイルなどを具体的に利用者像を設定したもの。
このペルソナが事業に対して、製品に対して、デザインに対してどう思うかを考える。
これによってチームで製品を作っていく中でのぶれが生じず、一貫したものができあがる。
5. ミニ講演&ミニライブ
「【製造業限定。】勝ち残るためのウェブ活用セミナー&交流会 in 福井」と、
Ustで接続して、伝達革命として講演&ミニライブを行った。
・・・が、先方の機材不調で途中で切れてしまったのが残念。
ぜひ製造業のほうで参加したかた、Ustの録画の方をどうぞ!
こちら、Sing J RoyさんとSingerタカヒさんによるライブの様子
6. 男女ペアでワークショップ&発表
ここまでの講演を受けて、実際にペルソナ作成、ストーリー、機能要求、スタイリングキーワードを作ってみる。
今回募集した、デザイナーとプログラマーそれぞれでペアになってもらう。
この際、視点が異なる話し合いができるように、男女ペアとした。
1時間の製作時間の後、男女9組がそれぞれのプランを発表、矢野りん賞が決定した。
商品は、jig.jpオリジナルキャップ
みなさん、参加ありがとうございました。
矢野さん、遠方からお越しいただきありがとうございました!。
・参考リンク
当日のUstの録画はこちら
デザイナーとプログラマー男女ペアでやわらかいアプリをデザインする勉強会 - togetter
矢野さんの資料はこちら