ただ問題は、CSVはWebとの親和性が低いこと。文字コードを指定する方法がなく、項目名が日本語で書かれることが多いこと、表形式意外への拡張性が低くXMLなどで代用できることから、Webの世界ではほとんど使われて来ていませんでした。
そこで、今回作成したツールは、CSV形式をWebやアプリと親和性が高いJSONPという形式に変換するものです。 JSONP(ジェイソンピー)とは、JavaScript Object Notation with Padding の略で、Webで使用される JavaScript で扱い易いデータ形式となっていて、Webアプリにおいて、異なるサーバー間でのデータのやりとりを途中のサーバーを通すことなく、直接行うことができるため、WebAPIにおいて標準的に使われています。そのため、iPhoneやAndroidなどのネイティブアプリや、サーバープログラムにおいても便利に使えるライブラリも多く、Webとの親和性が非常に高いデータ形式です。
使い方(csv2jsonpから抜粋)
1. データ毎に固有のデータ名を半角英数で決める
2. 1で決めたデータ名を入力する
3. CSVファイルをエディタ(秀丸エディタなど)で開き、全選択、コピーし、ツール内上部にペーストする
4. 変換ボタンを押す
5. 下部の変換されたものをエディタに貼り付ける
6. 1で決めたデータ名に拡張子(.js)を付けたファイル名、文字コード utf-8 にして保存する
7. Webサーバーにアップロードする
Webで使って欲しいオープンデータがある場合、JSONP形式(*.js)でのデータ公開もぜひお試しください!