参加条件は、LINEユーザーであることと、メガネ所持
鯖江の商店街にある学生活動拠点らてんぽに集合、迫真の演技で始まる「Dのやぼう」
なぜか若い男が次々消えていく町、きっとそれはドラキュラの仕業だという
商店街内にいる"住民"に話しかけると、なぜか鯖江に関するクイズが出題される
クイズに答えるともらえる、ドラキュラ退治に必要な3つの武器獲得のヒント
ヒントが示す鯖江駅2F、なんといつもは閉まっている通路が開いている!
鯖江地域活性化プランコンテストで図書館にしようと提案あった場所、明かりと広さがいい感じ!
中ボス的な、武器獲得のためのミッションその1「ジェスチャークイズ」中
これは何!?
ミッションその2「鯖江のオリジナルジグソーパズル」なんと手作り!
いちばんきつかったミッションその3「パーティー全員で大なわとび」
回す役を交代しようと、なぜかスタッフも混じって見事20回(本当は25回)飛び切った図
ミッション3つをクリアし、ついに見つけ出したドラキュラの棲家
この後、驚きの展開が!
RPGの王道的、展開もみんなでわいわいやるとすごく楽しめます。みんなでわいわいするだけで楽しいことに、ゲームが加わるので当然といえば当然。結構歩く上に、なわとびまでありましたが、様々な手作りクイズやミッションのおかげか疲れを感じない不思議。
若者が消えるというテーマ設定は、日本の商店街の暗示していると共に、このゲームの開催自体が商店街に若者を呼び戻すことにもつなげるというのが秀逸。まちなかを歩いているとおばあちゃんにも若者がぞろぞろ歩いている様子は珍しかったらしく声をかけられました。「ドラキュラを探してます」と説明すると「ごくろうさまやのぉ」とまるでNPC(ノンプレイヤーキャラクター、ゲームに直接参加しないキャラのこと)なナイス回答。
現在一般に言われるRPGは、コンピューターRPG(CRPG)ですが、実はRPGはコンピューター搭乗前から、机を囲んでゲームマスターがストーリーを語りゲームを進行するテーブルトークTRPG(TRPG)が元祖です。今回は町の外に飛び出し現実を舞台にRPGする、言わばリアルRPG(RRPG)で、新たなRPGの発展を感じます。
このリアルRPG実現に不可欠なのはモバイル。参加者全員へのLINEグループ連絡だけでなく、ゲームマスタースタッフ間のLINEグループでは、どのパーティーがどこまで行ったかを逐次連絡し合い、いじわるしたり、やさしくしたりと、バランス調整を図っていたとのこと。商店街を舞台にゲームマスター集団対ゲームプレイヤー集団という複雑なゲームが学生企画で実現しちゃうことにRPG新時代を感じます。
リアルな場所で、リアルな課題を、リアルな人と一緒に考えながら、運動にもなってしまうという、大変有意義で楽しいイベント「鯖エージェント/Dのやぼう」、ゲームマスター側や、支援ツールづくりも楽しそうっ。次回、開催の機会あればぜひ体験してみてください!