2013-11-26
本日のNHKクローズアップ現代「ウェアラブル革命 ~“着るコンピューター”が働き方を変える~」の放送がありました。時計型ウェアラブル端末を使うウルトラマンで夢の道具が現実化というオープンニングで始まったものの、テーマが働き方、特に、業務効率化だったので夢のような話はなく、ビッグデータ活用とキーワードを織り込みつつ、哲学者さんとの対話によって、仕方なく受け入れるしかないよねという雰囲気。

コンピューターは着る着ないに関わらず、人間が面倒な作業を自動化してくれる便利な道具、使いこなし方次第で成果が何万倍・何百万倍も違ってきます。それをうまく取り入れた企業が生き残り、我々の豊かな社会を創りだしてきているわけですが、その本質は目に見える工場と違って伝わりにくいものがあります。次回のプログラミング教室では、もっと社会との関わりも含めて話そうと思いました。

番組内で登場したヘッドマウントディスプレイと手に装備したボーコードリーダーによって、手術の準備作業を行う方が、コンピューターを先生と呼んでいましたが、これはあくまで親しみを込めた比喩。その病院の先生が「スキルのある方、資格のある方にはそれを生かす方にシフトしていただきたい」と、語っていたように、ウェアラブルコンピューターもより生産性を高めるための道具にすぎないわけです。コンピューターを友達になれるなれないなどの表面的ではなく、きちんと人類が創りだした最大の発明である、コンピューターという夢の道具と向き合い、活用していく方向に持っていってほしい。

革命はまだ始まったばかり。2020年のオリンピックでは当たり前のように活用されるであろうウェアラブル端末に向けて、次回は、今回冒頭に登場して革命を宣言した日本のミスターウェアラブル、塚本教授に大いに夢を語っていただきたい!


(40年前の世界初のメガネ型コンピューター実験という映像、現実に重ねるワイヤーフレームがステキ!)

- 「ウェアラブルコンピューターは何を変えるのか? | クロ子のプレビュー見学記 | クローズアップ現代 スタッフの部屋:NHK
- 「NHKオンデマンド|検索結果 - クローズアップ現代」 - オンデマンドでいずれ見られるようになりそう

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