日本は、お手本とする社会がない時代に突入して久しいにも関わらず、築いてきた社会の出来がそこそこ良いばかりに変化できずにいる、ジレンマに陥っています。何十年も前から言われていながら何の対策も打てないまま迎えてしまった、少子高齢化社会、鯖江市長の鯖江市役所JK課の決断の裏には、危機感があります。
先日「もしJKが「インパクトマッピング」を読んだら」で、実際彼女たちにアプリを作るための道具を用意してみると、ものの1時間ですんなりとプログラミングを体感し、課題を洗い出し、ターゲットを見据え、デザインラフまで作り上げます。こ���だけでも、プログラミングや、アプリづくりなど、私には無理と最初から拒絶してしまう大人には無い可能性を感じます。
変化の対局にあるのは死。まちづくりは、そもそも市民全員が行ってきたもの。人が多くなったがために効率化のため、代理を立て集約した行政というものが、いつのまにかまちづくりを市民と遠い存在にしてしまいました。市民協働という市役所が好きな言葉からして、市民から遠く、響きません。JK課が投げかけた今でさえ、まだまだ鯖江市民でさえ認知、関心は低いままでしょう。だからこそ、諦めず変化し続ける、挑戦し続ける事ができる新しい行政は貴重です。
(パネルディスカッション、牧野百男氏(鯖江市長)、齋藤留美氏(鯖江市民主役条例推進委員会鯖江ブランド部長)、若新雄純氏、コーディネーター:竹本拓治氏(福井大学産学官連携本部統括副部長))
今回の開催、平日19時から21時と市民も参加しやすいうれしい時間帯。110名もの参加者を集め、懐疑的だった人たちも応援しよう、サポートしようと変化したFacebookなどの書き込み、コメントに鯖江の強さを感じます。やわらかい公共、ステキな門出となりました。
イベントはUSTの録画で見られます。
「進化するやわらかい公共」前半 / 後半
参考
- 「進化するやわらかい公共」Facebookイベント
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さばえのJK課!「進化する やわらかい公共」|さばえ大好きキキのブログ
- 福野 泰介 - 鯖江市、進化するやわらかい公共 パネルディスカッションにきてます
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「鯖江JK課プロジェクト」パネルディスカッション|『さばえ.jp』百さんのブログです
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福井県鯖江市>鯖江市役所JK課推進事業に関するお問い合わせ等について