「ファッションとしての行政批判を枕に地域活動を正当化するのは微妙: やまもといちろうBLOG(ブログ)」
[引用] 地域から若い女性が消える社会とは、行政による若者軽視が引き起こした当事者不在のサイレントテロ。そもそも見てくれない人に、関心を持ちようがない。( ファッションとしての行政批判を枕に地域活動を正当化するのは微妙: やまもといちろうBLOG(ブログ)より)
じゃあ戦後人口が増えた1950年代というのは、行政が行き届いていたから若年層が増えたんですか?
問題は、むしろ行政が行き届ききっていることからくる無関心にあります。戦後、行政が全く機能してないところから、お互い時には文句も言い合いながら官民一体となって作り上げたのがきっと今の日本の行政なのでしょう。
普段の生活、停電もなければ断水も定期の深夜点検以外なく、道路も快適、まちはきれいで、ごみ捨てに関しても快適そのものです。2006年に市長室に呼んでもらえるまで、全く市役所に関心などありませんでした。
残念ながら、この行政は持続不可能な不完全なものらしいです。少子高齢化社会を迎えるという話は、小学生の頃から聞かされていましたし、夕張市の破綻などその現れも知ってはいますが、普段の生活にあまりに変化がなく、全く実感が持てないのが正直なところです。
このままだと行政が立ち行かなくなる危機感を、鯖江市長はリスクをとってでも伝えようとJK課を決断しました。地方行政だけでなく、地方から日本を変えるという意気込みに、当初否定的だった鯖江市民も変わり始めています。
やはり、大枠で言えばある種のコンパクトシティ化と地域金融の再編・整備、市民サービスの峻別といった「何をやるか」ではなく「何をしないか」「何を捨てるか」という議論をするべきところに差し掛かっているのではないでしょうか。( ファッションとしての行政批判を枕に地域活動を正当化するのは微妙: やまもといちろうBLOG(ブログ)より)
完全に同意です。今後の行政は、行き届いたサービスをどう切っていくかが重要かつ、難しい課題です。危機感だけでなく、情報を共有し、オープンデータを窓口として市民みんなが議論しながら、新しい行政を創っていく必要があります。
(図、いままでの行政とオープンデータと民間サービスがつくる新しい行政)
ブログ「鯖江市役所JK課というラストチャンス、ゆるやかに崩壊する日本」は、ログ解析の結果2日間で3,000人もの方に読んでいただいたことが分かりました。流入元の約60%がFacebook。Twitterでも投稿していますが、読んでくれた方は数名でした。ニュースゼロ・ZIPを見て「JK課」を含む賛否両論さまざまなたくさんツイートがありました。市役所とJK、異質な響きと共に発信できた鯖江、ここから創るカタチ次第で評価は180度変わります。
アテンションから参加、参加から議論、議論から創造へ!