歳入を歳出が上回れば、必然的に予算は削減せねばなりません。とてもシンプルな話です。アメリカでは、その予算削減の対象として、刑務所の囚人開放、閉鎖などまで起きているというにわかに信じがたい話を「NHKクローズアップ現代」で聞きました。日本人として、相当平和ボケしていると気付かされました。(Budget cuts force Oregon jail to give prisoners get-out-of-jail-free cards | Fox News


(“独立”する富裕層 - NHK クローズアップ現代)
- ジャーナリスト 堤未果さん(著書にルポ 貧困大国アメリカ IIなど)

富裕層曰く「自分たちの税金は貧困層のみに使われ、自治体は我々を向いていない」、と、住民投票をして自分たちの都合の良い自治体をつくるという運動がアメリカ全土で30を数えるとのこと。すでに独立を果たした、ジョージア州サンディ・スプリングス市は、富裕層の賛同によって誕生した新しい自治体です。(参考、アメリカレポート - サンディ・スプリングス市 -「小さな政府」の成功モデル〔2011年3月25日公開〕 — フォーラム日本

鯖江市では市民主役事業として市役所業務の民間委託を進めていますが、サンディ・スプリングス市ではとことんそれが進んでなんと職員はたったの9人(人口10万人弱と、鯖江市の6.9万人を上回る)。富裕層は子供の教育に公立に頼らないため、公的教育機関が0。独立されてしまって残った市の方は、ごみの回収が滅多にこない、公園のメンテナンスの停止、図書館の開館時間の短縮、公共病院施設からお医者さん削減など、刑務所の開放だけでなく、あって当たり前が容赦なく削られていっています。

まるで、高度化した空中都市ザレムと、その廃棄物がたまる地上の町クズ鉄町を舞台にしたマンガの銃夢(ガンム)や、株式会社化した国家像の登場する攻殻機動隊の世界。まさか現実に存在するものとは思っていませんでした。

鯖江市長がJK課設立に寄せて語った危機感、このアメリカの惨状が日本では若者が集まる首都圏と、取り残される地方という形で現れる可能性は大いにあります。当たり前すぎその事態におちいるまで気にも留めないかもしれません。逆にまだ知られていないからこそ、日本なりの新しい思い切った解決策でガンガンいきましょう!

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