2014-05-05
福井高専入学時に教材として全員購入したポケットコンピューター、通称ポケコン。私のモバイルコンピューターの原点です。持っていたのは、SHARP PC-G805でしたが、壊れてしまったのでヤフオクで手に入れたPC-G820(型番とは裏腹、805の方がハイスペック)を使ってプラレールのモーター制御をしてみました。IchigoJamでシンプルなBASICを使った制御の元ネタです。


赤外線受光モジュールを使って、信号を受けたらモーターを正転、停止、逆転、停止を繰り返します。出力命令は OUT、入力命令は INP という特殊な変数という扱いになっていました。


外部ピンに関する情報が見つからなかったので、調べてみたところ、出力、入力共に3ピンあり、OUT n / n=INP (n:0-7) という感じで使えました。OUT 7 で3ピン全部から5Vが出力されます。ピン配置は下記の通り(上から順)。

1-
2VCC 5.6V
3GND
4OUT4
5OUT2
6INP4
7OUT1
8INP2
9INP1
10-
11-


モーターの制御用のTA7291P、IN1/IN2にポケコンのOUT1とOUT2を、VS/Vrefにはモーター用の電源として3V、ロジック用のVCCにポケコンのVCC、GNDにもポケコンのGNDをそれぞれつなぎます。

リモコンでの制御は、赤外線の信号の内容は無視して赤外線を受光した際に入力が1から0に変わるのでそれを検出するだけとすれば非常にシンプルに使えます。赤外線受光モジュールの出力(Vout)をプルアップ(VCCと抵抗10kΩでつなぐ)して、INP1につなぎ、BASICでプログラムを書けばできあがり!

福井高専電子情報工学科でのポケコン購入は私が入学した1999年が最後でした。手軽な制御実験としてArduinoやRaspberry Piが流行ってますが、手軽さではポケコンにはまだまだかなわないですね。IchigoJamでポケコンの後継を狙います!

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