2014-06-22
視力測定と言えば、遠くにCマークを置くテストしか浮かびませんが、このテストでは近視かどうかしかわかりません。一定数いるという、老眼のように遠視で近くにピントが合わない、目で文章を辿るなどの眼球運動が苦手、そんな子ども達を見逃してしまいます。

これらの子どもは、黒板の字は見えても教科書、ノートなど近くが見えづらいため、授業や勉強に集中できず、問題行動にもつながっているとのこと。眼の問題なんだと気が付いてあげることが大切です。


(こどもの眼の問題に取り組む、JoyVision 北出さん(中)、青山眼鏡 加藤さん(右))

眼鏡のまちだけでなく、目のまち鯖江を目指す鯖江。加藤さんの呼びかけで開催された講演「学習、運動につまづく子どもたちへの視覚的支援」。講師は、米国オプトメトリスト(検眼士)開業資格も持つ、視機能トレーニングセンター JoyVisionの北出勝也さん。

近視じゃない視力検査、鯖江市から検診を始める動きがあるそうです。こども達にプログラミングを伝えるこどもパソコンIchigoJamを使って、遠視か眼球運動に問題があればスコアが低くでるゲームは有効かもとディスカッションを元に話し合いしながらつくったものがこちら「がんりきトライ」です。

0から9までの数字が画面のどこかに表示されるので、すばやくそのキーを押します。10秒間で押せた数がスコアとなります。がんばって10以上のスコアが出せれば正常くらいのバランスですが、画面の大きさなどによるので、みんなでトライしてみるのがいいと思います。

改造の仕方を1つだけ紹介すると、20行、RND(10)をRND(2)とすると1か2しかでなくなり、キー配置を覚える必要がなくなります。アルファベットにかえるとタイピングゲームにもなりますね。時間を伸ばしたり、間違えた時のペナルティーをつけたりするのもいいかも。

子どもたちが楽しくプログラミングを学びながら、眼の問題の早期発見にもつながるまさに、一石二鳥!
ITの活躍の場は広大ですよ。

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