2014-07-05
会社に69,800円の3Dプリンターを導入してみたら、みんな興味津々。ちょっと大きめな電子レンジといった大きさ。


たまたま見かけたサイコロの記事の2面ダイスを思い出し、モデリング。モデリングツールは、Rhinoceros、Mac版は開発中のため、なんと無料!学生の頃、ゲームづくりのため使っていたツール、LightWaveが懐かしい。


円柱を半分に切って、ひねって、0と1の刻印を付けるだけの、シンプルな形状なので、5分ほどでモデリングは終了し、プリント。ABSを溶かしながら1層ずつ積み重ねてつくっていく様子がかわいい。仕上がるまでの時間は、20分ほどは、待っているだけ。ちゃんと転がる!(スティック糊を台の上に塗るのを忘れると、一層目が定着せず失敗するので注意!)


2面ダイスなんて、コインでいいじゃんと思われるかもしれない。この特徴はサイコロのように机の上の適度な広さでオモテウラはっきりすること。エッジがきつすぎて、転がりが悪いのは改良の余地があったり、3Dプリント独特の筋があって品質は最高ではなかったりするが、実際つくってみて、試してみるとみないとでは大違い。想像からリアルなものになるまでの圧倒的なスピードがうれしい。


今回つくった2面ダイス、ココからダウンロードすれば、3Dプリンターを持っている人なら、無料ですぐに手に入る。他にも誰かがつくったいろんなモノが「Thingiverse - Digital Designs for Physical Objects」に大量にある。安い3Dプリンターで印刷できる限度はあれど、ちょっとした小道具であれば100円均一などお店に買いに走ったり、通販で買ったりする以上に手軽。騒音もちょっとうるさめな2Dプリンターくらい。

気になっていたランニングコストも十分安かった。素材が600g、3,280円なので、5.5円/g。今回の2面ダイスは、3gなので、たった16円と実用圏。量産した場合も、小さいものなら20cm四方まで、並べてまとめて印刷すればOK。想像以上に使える!

モノがネットにつながるIoTとは違って、モノ自体がインターネットを通じて流通する世界の先駆け3Dプリンター。フルカラー化、出力素材の多様化、チップの汎用化で、通信するデバイス自体もインターネットで流通する世界の実現も近い。


「Amazon.co.jp: パーソナル3Dプリンタ ダヴィンチ da Vinci 1.0: DIY・工具」

- 参考リンク
製品情報:XYZプリンティングジャパン
XYZプリンティング、69,980円の3Dプリンタ「ダヴィンチ 1.0」を正式発表 ~デュアルヘッドや無線LANモデルの年内発売も計画 - PC Watch
7万円切りの3Dプリンター『ダヴィンチ1.0』実力テスト - 週アスPLUS

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