届いた図面。直径18cmとダヴィンチ1.0でできるほぼ限界的な大きさ。
ライノセラスでモデリング。
プリントすること9時間後。
なんとなく形になっているけど、ところどころおかしい。
失敗1. 素材不足 ➔ 素材量は十分に!
素材(フィラメント)が途中で足りずエラー停止。
残量確認はできるが、プリント前にどのくらい使うかは分からない、容積から目安でも出してくれるとうれしいところ。(最初にフィラメントセットで失敗したので長さチェックがおかしかったかも?)
失敗2. 割れ目 ➔ 強度を考えた形状に
熱溶解積層法の3Dプリンタであるダヴィンチは、素材であるABSを200度程度に熱して、直径0.4mmの糸状にし、ある高さについて2次元の一筆書きのように出力して、積み重ねていく。よって壁の厚さは最小が0.4mmとなるが、1枚だともろく、隙間ができ、端の処理がうまくいかないので、0.8mmの厚さをとるといい。ただ、形状によってはこのように割れてしまうので、補強が必要な様子。厚くすればするほど時間も素材費もかかるので、経験積むしかない。(今回は接着剤補修でなんとかなりそう)
失敗3. 型くずれ ➔ 積層しやすい形状に
空けた穴の配置が悪く、出された素材が定着しないまま重ねて、崩壊したものと思われる。失敗2同様、熱溶解積層法の特性や限界を把握することが大事。
成功. 花瓶としては使えそう
底は3層になるように、厚さ1.2mm、壁面は2層0.8mmとしてみて、無事、水漏れなく花瓶として機能はする。さすがに大きいので重さもあって145g、素材料約800円。
失敗すればするほど経験値がたまってレベル上がる感が楽しい、3Dプリンター。
大人の趣味はもちろん、こどもが手にすると楽しいだろうなー。
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おまけ、素材がなくなったので、分解してみる。リール状のABSとシリカゲル、識別用のチップのみとシンプルな構造。
チップの拡大図。75円マイコンを埋め込むものを創るのもおもしろそう。