2014-08-13
破綻した夕張市、病院がなくなったら死亡率と医療費が下がった謎。長寿社会、高齢化率が45%と日本一(もしかして世界一?)の夕張市で起きているお年寄りの病院離れ。病院が追求するのは、健康ではなく、薬や治療という売上かもしれない。夕張市が見せてくれた、行き過ぎた医療制度。差し迫った時の日本人の強さに、希望が持てます。


「医療崩壊のすすめ」
森田洋之さん(南日本ヘルスリサーチラボ 夕張市立診療所 前院長) - TEDxKagoshima

「いっしょにわくわくしながら世界を変えてみませんか?」 by 森田洋之さん

わくわくしますね!日本は宝の山です。

各市毎に、紹介されていた高齢化率、死亡率、ひとりあたりの医療費や救急車の搬送回数を競い合うとおもしろそうです。コンピューターおじいちゃんや、iPadおばあちゃんなど、高齢者による創造活動や、子供への学習支援が活性化による生きがい創出が、切羽詰まっていない自治体でも前向きに取り組める鍵かも?

データで見ようと、日本政府のデータカタログ「DATA GO JP」で医療費で検索。ぴったりくるものがない中、結果にあった平成24年度の予算。ひとまず大枠からと概要をまとめてみました。


(平成24年 予算一般会計予算から概略 - 集計用に作ったExcel

予算の30%にもなる厚生労働省予算。財務省予算のほとんどは国債の返済に充てられていることを思うと、日本における医療費問題の大きさがわかります。予算データは、昭和22年から平成26年分までオープンデータになっています。最近のはPDFやExcelのデータになっているので、推移や詳細からヒントを探し、未来への仮説を見つける素材としては十分です。

古いデータはちょっと扱いに癖があるXMLデータになっているので、プログラマーの人はこちらに挑戦してみると日本の過去をプログラミングで暴く楽しさを味わえそうです。

レッツ、宝探し!

予算書・決算書データベース(予算,決算,調達) - DATA GO JP

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