2014-09-06
広がりを見せる、ITで社会を創る活動 Code for。対象は地域だけでなく高専だったり、図書館だったりします。オープンデータの専門家の人も多々参加するイベント「第2回Code4Lib JAPANカンファレンス2014」が鯖江の図書館にて開催され、図書館の座席をネットにつないだIoT、sabotaの紹介をしてきました。


図書館に全く縁が無かった私ですが、きっかけは鯖江市役所JK課メンバーの「アプリをつくりたい」という思いと、実現したいという情熱。


2席分の赤外線距離測センサーが取れてしまったとのことで、センサー方式をこれを機に新しくしたことを発表。磁力を計測するホールセンサー(100円)と磁石を使って、椅子が使われているかどうかでの判定を試みます。


こちら実験の様子。小さなセンサーですが、強力な磁石を使うとそこそこ離していても認識することを確認。ちょうどいいところを使って、いるいないのデジタル信号にします。


sabotaのコントロールボックス。ブレッドボードなので、つなぎ変えもラクラク。
空席状況は、こちらのJSON-APIで取得できます。
(鯖江図書館空席API CC BY sabota)


更に、図書館横断検索のカーリルさんご提供によるiBeaconの常設もスタート。こちらはテスト設置の時の様子ですが、図書館内に数十個設置されてました。iBeaconを使ったアプリ開発のトライアルにぜひいろいろ遊んでみましょう!

iBeacon UUID:00000000-71C7-1001-B000-001C4D532518

日本Androidの会で進められているOBFT(Open Beacon Field Test)による横浜市六角橋商店街など、iBeaconを使ったリアルとスマホの連携、もりあがってきそうです。鯖江商店街にも設置予定ですよ!


図書館内に設置されたiBeaconのMajor ID、Minor IDもマップと共に公開される予定とのこと!(管内案内図大きめ画像


こうした実験をいろいろ実施できるのも、鯖江市図書館の方々のご協力あってこそです。
オープンデータのまち鯖江、オープンな図書館に大いに感謝です! みんなで創ろう、楽しい図書館!

参考リンク
- Code4Lib JAPAN - ライブラリー×ウェブの力を飛躍させる
- 【2014年9月6・7日(於 福井県鯖江市)】Code4Lib JAPAN カンファレンス 2014 を開催します(参加者募集) - Code4Lib JAPAN

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