2014-10-10
自分たちのまちは自分たちで創る、コードフォー活動にはアプリづくりスキルが欠かせません。その担い手として、Code for Sabaeが注目するのは子供、PCN(プログラミング・クラブ・ネットワーク)活動を通じて、こどもプログラミング教室や体験会、こどもプロコンの開催を行っています。プログラミングスキル向上に必須な、継続的な刺激、こども周辺の協力者がとても重要。そこで、高年大学に通うITエリートなおじいちゃん、おばあちゃん達にIchigoJamを覚えてもらって、こどもたちに広めようと企画した「高年大学IchigoJamプログラミング教室」、大変好評でした。


コンピューターの基礎、入力、出力、電源をつないで、IchigoJamのスイッチをいれるところからスタート。コマンドによってコンピューターを動かすプログラミングを、まずはハードウェアの基本、LEDを光らせることからスタート。ボタンを押して点滅させるまでを体感してもらいました。使った命令は、LED(LED点灯)、WAIT(待て)、行番号によるプログラム記録、LIST(記録したプログラムを表示)、GOTO(指定行番号へ行け)、RUN(走れ/動け)の6つ。その後、ナチュラルスタイル製IchigoJam用ゲームを打ち込んでもらって、ゲーム大会。


我々30代/40代のプログラマーが子供の頃に親しんでいた、ベーマガやMSX-FANなど、プログラミング雑誌の数々。本屋さんにいくと置いてあって、全国のゲーム好きな子供の一定層に届く環境がありました。同世代の誰かが創ったゲームを打ち込んで、遊び、学び、自分でも創って投稿して、掲載されなかった悔しさや、掲載されたうれしさをバネに更に向上する。現在、こうしたプログラミング系のすべて休刊。3DSやPlayStationなど、ゲームは完全に遊ぶだけのものとなってしまいました。(写真は、LinkDataの豊田さんの作品が掲載されたマイコンBASICマガジン1984年8月号)


継続なプログラミングと親しむ環境づくり、ぜひご協力くださいと、ベーマガを手に語る筆者。(写真 by 鯖江市役所情報広報課関本さん


おばあちゃんチーム。物理的なボタン、キーボードなので、操作ミスもなく、とってもスムーズに進むプログラミング教室。iPadは、指をすべらせたり、他の指があたってしまったり、タップやスワイプの加減がわからないなど、最初のとまどいがネックでした。


おじいちゃんチーム。食い入るように取り組む様子はいくつになっても男の子。


和気あいあいと男女混合チーム。広報さばえにCC BYで連載中のこどもプログラミング教室も参考にしてもらいました。


ナチュラルスタイルのIchigoJam用ゲーム、パッケージを開けるとプログラムが書かれた紙が出てきます。交代でがんばって全部打ち込みます。


打ち込んで無事動いた5チーム、5つゲームを、みんなで代わりながらのゲーム大会。楽しんでいただけたようで何よりです!

週末10/12(日)鯖江商店街ご縁市では、IchigoJamのハンダ付けも体験できます!
どうぞお孫さんお誘いの上、お越しください!

「こどもプログラミングたいけんかい」2014.10.12(日)10:00-12:00

参考リンク
- こどもパソコンIchigoJam
- 2013年のシニアプログラミング教室
- 講師協力してくれたict4e、原さん(PCN/Code for Sabae メンバー)

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