2014-11-23
コーポレートフェローシップトライアル企画「デザインシンキング in 鯖江」にて、鯖江市民や、派遣元企業SAPジャパン社などから約40名、6チームでデザインシンキング(デザイン思考とも)の体験イベント、鯖江市役所内で開催。新たな神経細胞間のつながりを生む「創造」は、きっと脳内で多くのエネルギーを消費します(基礎代謝でも2割は脳!)。ダイエットなど、新たな健康法としてもいいかも。


デザインシンキングは、人にフォーカスするアイデア発想法。SAP社(ドイツ本社、ヨーロッパ最大のIT企業)の共同創業者の一人Hasso Plattner氏が、IDEO(アイディオ、AppleやMicrosoftのマウスのデザインなで有名なデザイン会社)の創業者と共にスタンフォード大への寄付によって「d.school」が創設され、研究が進んだ手法。ニーズ、テクノロジー、ビジネスの重なりから生まれるイノベーション、デザインシンキングはひとまず人のニーズにとことん迫ります。


SAP史上初の行政との共同開催となった、鯖江市役所4Fホールへの集合時間は9時半。午前中デザインシンキングの基礎をマシュマロチャレンジや、6つの楽しいエクササイズで、参加者の頭が、だんだんデザインシンキング脳になっていきます。


テーマは2つ「若い人が住みたくなる、住み続けたくなる まちづくり」と「外国人観光客が訪れたくなる まちづくり」。3チームずつそれぞれのアイデアをアウトプットするのが今回のゴール。


創造は、拡散と収束の繰り返し。テーマに関する気付きをどんどん出します。ポストイットと壁は、分類とチーム内での共有に現時点では最高のツールです。自分の好きなブランドとその良い点からアイデア水平展開はとても使える良い手法!


人にフォーカスするデザインシンキング。感情移入できる架空の人物、ペルソナづくりは大事なパート。何歳?どこに住んでる?普段なんて言う?何を見てる?何を聞いてる?どう思ってる?ポストイットでどんどん張り出していく内に、その人の気持ちに近づいていきます。


テーマに合わせた時間軸をチームで合意したら、ペルソナがいつ何をするか?タッチポイントはどこか?何を思うかを張り出し、それぞれにおけるアイデアを引き出します。


最後にチームで良さそうなアイデアをまとめて発表。我が外国人向けチームの最終アイデアは、鯖江のすべてが分かるサイト「All About Sabae」が事前の情報源と、来鯖してからは、電脳めがねをかけることでサバエちゃんがその人にぴったりのところへ案内してくれるオープンデータの元となります。職人や、おいしい郷土料理を知っている人が集うBAR「じいばあ」で楽しい体験を提供します。


こちらFacebookアルバム
が、今回のワークショップでのアウトプットです。 若者と外国人をテーマに誕生した多数のアイデアの記録、アイデアは世界の共有財産、ばんばんネタ元に使っていきましょう!

アイデアメモ
- 独居高齢者同士が再婚する文化を鯖江から(空いた家は若者へ)
- 高齢者が若者に車を買ってあげるカーシェアリング
- 予約すると勝手に可能性高い男女ペアを組んでくれるものづくり体験


いよいよ27日、今回のデザインシンキングも踏まえた、コーポレートフェローシップ最終発表会です。未来を創りつづける鯖江への糧になったはず!デザインシンキングダイエット、鯖江で流行らないかな?次の、デザインシンキングナイトをお楽しみに!

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