忘れた頃にやってくる震災。住んでいる場所、家族がいる場所、職場近くの避難所、自治体によるオープンデータがあるかどうかと合わせて確認するのもオススメです。とはいえ、出先での災害に常に対応するのは大変です。日本中、世界中の避難所が一気通貫で確認できると安心です。
そこで役立つ、5つ星オープンデータ。オープンデータ同士をシステム的につないで、最寄りの避難所を自動的に抽出し、ナビしてくれる、そんなアプリを実現するテクノロジーです。必要なことは一点、語彙(ごい=単語、ことばのこと)を合わせること。
世界最先端IT国家創造宣言を受け、経産省主導で進められる「共通語彙基盤 | 共通語彙基盤整備事業」にて、「共通語彙基盤 コア語彙2 (Ver 2.2)」が公開されています。jig.jpのオープンデータ化支援サービスodp(オープンデータプラットフォーム)は、この共通語彙に対応しています。
今回、多言語対応した避難所ナビアプリを、このコア語彙2に対応させました。もちろん、複数自治体で利用可能です。RDFを取得するAPI、SPARQL「?url
総務省「情報流通連携基盤の公共施設等情報における実証」「福岡オープンデータ実証実験:開発者サイト」でもSPARQLのエンドポイントが設置してあったので、SPARQL Knockerに追加し、見てみました。
「bodic / Japan」「http://teapot.bodic.org/type/AED」「http://teapot.bodic.org/facility/福岡市自動体外式除細動器(AED)681」と順にクリックするとデータを見ることができますが、コア語彙2(Ver 2.2)とは異なるようです。
同様に「odp / Japan」「http://purl.org/jrrk#AED」「http://odp.jig.jp/jp/fukui/sabae/112#%E3%81%84%E3%81%9A%E3%81%BF%E4%BF%9D%E8%82%B2%E5%9C%92/35.969881/136.187968/」をたどると、「http://imi.ipa.go.jp/ns/core/」で始まるURLがいくつかあることが確認できます。これが コア語彙2(Ver 2.2) です。
ちなみに「http://www.w3.org/2000/01/rdf-schema#label」や「http://www.w3.org/2003/01/geo/wgs84_pos#lat」は世界共通の語彙なので、世界中の開発者が理解できます。ことばの壁、どんどん壊していきましょう!