2024-11-21
豊かな自然とおいしい食事は、日本の地方では当たり前。その地域ならではのPRが必要です。どんな人にどんなものが刺さったか、データを活用していきましょう!


「Policy paper on AI and Tourism G7/OECD TWG」

イタリアでのG7、福井県のオープンデータとAIを使った観光の取り組み「AI観光アドバイス」が紹介されました。(参考、初開催となるG7観光大臣会合に秡川観光庁長官が出席 ~イタリア・フィレンツェにてコミュニケを採択~ | 2024年 | 報道発表 | 観光庁Documents | G7 ItaliaPolicy paper on AI and Tourism G7/OECD TWG – pdf

旅行者調査の分析:福井県の場合
福井県観光連盟では、旅行者調査と消費データを収集するデータ管理プラットフォームを活用しており、これまでに合計で5万件以上のデータと90の施設の情報が集積されています。しかし、その分析には膨大な作業量が必要です。この課題に対応するため、地域と選択された期間に基づいてAIが分析を行い、結果の概要や提案を表示するシステムが構築されました。このシステムにより、マーケティング担当者は地域の強みや改善が必要な課題について、タイムリーかつ効率的に情報を取得できます。これが、地域の商業施設や商工会議所と協力して改善計画を策定し、より良い管理と消費拡大を目指す取り組みを支援します。
紹介されているように、「福井県観光アンケート(福井県観光連盟)」は、観光者が回答したアンケート結果をオープンデータとして3年間分公開。しかも、毎日更新されてどんどん蓄積され、オープンデータを使ったアプリもオープンソースとして提供しているので、どなたでも自由に改良可能です。


福井の魅力は、人!元福井市役所、三菱地所の小西政弘さんの講演「11.21(木)トークイベント、人が会いにくる福井!にしたい - 越乃バレー | 福井の起業家を創出する


「トップページ - 福井のPin!」

東京の人に刺さったという「人」にフォーカスした、福井市役所の企画「福井のピン」


「pin of fukui」
src on GitHub
講演の際、福井市に限らずやってみたいと話していた地図からのリンク。福井のピンをスクレイピングするプログラムを作って、紹介されている26人分のデータをCSVデータとして整理、OGP画像を使ってマップ表示させました。

情報の追加や更新もやっていけるといいですね!

2024-11-20

「bindice - OpenSCAD Playground」

OpenSCADのESモジュール化達成化記念に、初めて3Dプリンターをゲットした日に作った、0か1しか出ない2面ダイス(バイナリーダイス / bindice)をOpenSCADで作ってみました。


円の解像度をfnパラメータでカスタマイズできるので、12と設定すると低ポリゴン化できました。

h = 10; d = 0.15; fn = 500; module halfcylinder(h) { difference() { cylinder(h, h / 2, h / 2, $fn=fn); translate([-h / 2, 0, 0]) { cube(h); } } } module bindice(h) { halfcylinder(h); translate([h / 2, 0, h / 2]) { rotate([0, 90, 180]) { halfcylinder(h); } } } module ring(r, r2, h) { difference() { cylinder(h, r / 2, r / 2, $fn=fn); translate([0, 0, -h]) { cylinder(h * 2, r2 / 2, r2 / 2, $fn=fn); } } } module zero(h) { translate([0, 0, -d]) { ratio = 1; // 0.8 scale([ratio, 1, 1]) { ring(h / 2, h / 2 - h * 0.15, d * 2); // 0 } } } module one(h) { translate([-h / 16, -h/ 4, -d]) { cube([h / 8, h / 2, d * 2]); // 1 } } module zero_one(h, size) { translate([0, -h / 8, 0]) { one(size); translate([0, 0, h]) { one(size); } } translate([-h / 2, h / 8, h / 2]) { rotate([0, 90, 0]) { zero(size); translate([0, 0, h]) { zero(size); } } } } difference() { bindice(h); zero_one(h, h * 0.5); }
scad2stlで作ってプレビューで見た結果もこの通り!


「bindice - OpenSCAD Playground」

OpenSCAD Playground上の「Edit」ボタンから編集もできるので、いろいろいじって遊んでみてください!

links
- 数値入力するだけ簡単、サイズ補正リングの3Dプリンター用STLデータ生成ウェブアプリ powered by OpenSCAD Playground
- コードで作る3D、OpenSCADデータを3DモデルデータSTLに変換するコマンドラインツール scad2stl powered by OpenSCAD WASM Port

2024-11-19
ウェブで動くOpenSCAD Playgroundは、OpenSCADのWebAssembly版、OpenSCAD WASM Portが使われていました。


これを使ってコマンドライン上でOpenSCADのコードファイル(*.scad)を三角形ポリゴンの集合で3Dモデルを表現する3Dモデルファイル(*.stl)を生成するコマンドラインツールを作りました。C言語のソースコードをコンパイルする感覚で3Dモデルデータを生成できます。

例えば・・・ cube(100); cube.scad として保存。

scad2stl cube.scad

cube.stl が生成されます!


Macであればファインダー上でスペースキーを押すだけ、プレビューで3Dモデルを確認できます。3Dプリンター用の印刷ソフトで印刷しましょう!


「scad2stl on GitHub」

ソースコードと使い方はこちら。Denoとgitがある環境で、git pull して、deno installコマンドでインストールしましょう!

2024-11-18
初めての使った3DプリンターXYZプリンティング社のダヴィンチから10年。価格に惹かれた今年導入、Bambu Lab社の3Dプリンターの調子が良い!手元に残ったダヴィンチ用のフィラメントをBambu Lab P1SのAMSで使うためには大きさの補正が必要そう。そこで、活躍3Dプリンター!


OpenSCADでサクっと作ったサイズ補正リング。OpenSCADのソースコードの解説に、WebAssemblyでコンパイルしブラウザ上で動くようにしたopenscad-playgroundを発見!


「フィラメントサイズ補正リング - OpenSCAD Playground」

「Render」ボタンを押し、その右となりの「STL」でデータをダウンロードできます。OpenSCADのソースコードの先頭に変数への代入があると、自動的にカスタマイズとして表示してくれて便利な、OpenSCAD Playground


あとは、STLデータをご自身の3Dプリンター用の印刷ソフトで読み込ませて印刷するだけ。


印刷!ABSのフィラメントはスティック糊や3Dケープでの固定が必要。


「円筒形ボックス - OpenSCAD Playground」

以前作ったOpenSCAD併用の専用ツールをウェブアプリよりもずっとシンプルに実現できました。3Dプリンターがぐっと手軽になりますね!
(参考、3Dプリンター向け任意サイズの円筒形ボックスの3Dデータ生成用OpenSCADコードを生成するツール


「フィラメントサイズ補正リング - OpenSCAD Playground」

OpenSCADをインストールする必要なく、ウェブ上で編集できるのも3Dモデリングが気軽にできて良いですね!glTFで出力すればXRアプリ用のモデルも作れます!


「めがね - OpenSCAD Playground」

2022年のめがねフェスで印刷した、OpenSCADで作ったメガネもこの通り!パラメータ n の変更で量産できます。
(参考、エルコミュ10周年&めがねフェス! プログラミングとメガネで創る未来


別のモデリングツールで作られた、いい感じに固定できるフィラメントサイズ補正データもあります! by @haruyuki_16278

links
- 7万円、3Dプリンターの衝撃、もうひとつのIoT

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