一方、興味関心が多様化しているため、難しかった大人向け入門。
コンピューターとネットワークの低価格化によって一気に身近になった今こそオススメしたいのがこちら。
マイコンを使ったプログラミング入門!
マイコンとは、マイクロコンピューターの略で、大人には懐かしい炊飯器「マイコンジャー」などでおなじみの小さなコンピューター。 マイコンを使えば、身の回りのちょっとしたことを自動化できるので実用的!(例、ねこIoT、イノシシIoT)
こちら指先に見えるたくさん足が生えた四角いチップが、IchigoJamの心臓部のマイコン「NXP LPC1114」。
値段は約100円。たった100円のくせに秒間約5000万回の処理速度を誇ります。
* 値段はロットと為替次第@digikey / 190円で1コから購入可能 / はんだづけが用意な大きなパッケージは400円
* スマホ用CPUとして圧倒的シェアを持つ、ソフトバンクグループになったArm社の設計、NXP社製造のコンピューター
電気で動くコンピューター。その正体はとってもシンプル!
コンピューターは電源を入ると予め決められた通りに、その足につながった先の何かを自在にコントロールしたり、つながったセンターからON/OFFを受け取ったりするだけのものです。
どのように動かすかを決めているのが「プログラム」。「プログラム」を作ることを「プログラミング」といいます。
コンピューターの足にLEDをつないで光らせてみましょう。
LED1
100円の心臓部をもつIchigoJamなら、キーボードで打てば即、コントロールできます。
1秒光らせる
LED1:WAIT60:LED0
1分たって点滅してから消す
LED1:WAIT60*60:LED0:WAIT10:LED1:WAIT10:LED0
運動会のプログラムと同様、予め記憶する時は番号をつけます
1 LED1:WAIT60*60 2 LED0:WAIT10:LED1:WAIT10 3 LED0 RUN
ずっと点滅させるプログラム
1 LED1:WAIT30 2 LED0:WAIT30 3 GOTO1 RUN
変数を使ってだんだん速くしたり、センターからの入力を使って速さを変えたり自由自在。
コマンドをひとつ使えるだけで、表現の幅がどんどん広がるのが、プログラミングの楽しいところです。
単純なON/OFFですが、LEDの代わりにブザーをつなげば音がなり、モーターをつなげばモノが動き、スイッチにつなげば家電が動き、ネットにつなげばスマホへの通知や、遠く離れたモノをもコントロールもできるわけです。(ネット接続するIoT、sakura.ioなら月額60円〜)
ちょっとやってみたくなった方、今お使いのパソコン上でお試しできます。
ChromeかSafariで「IchigoJam web」を開いたら、「LED1」と打って、エンター!
LEDが光る感動には程遠いですが、縁が反転し、言うことを聞いた証「OK」メッセージが返ってきます。
「IchigoJam web」 for Chrome/Safari/Android/iOS11
[fullscreen]ボタンを押すと画面いっぱいに広がるIchigoJam。
フルスクリーン時、動き続けるタイプのプログラムを止めるには、ESCの代わりに、CTRL-Cを使うと便利です。
IchigoJam web、iPhone/iPadでも新OS「iOS11」で動くようになりました!
Bluetoothキーボードを接続すれば、パソコンと同じように使えます。
プログラムの表現方法はたくさんあります。
iPhoneアプリをつくるためのSwift、AndroidならJava、WebならJavaScript、AIで活躍Pythonなど用途によって様々。
IchigoJamで使っているのはBASICという言語。53年前に作られた歴史ある、わかりやすさには定評ある言語です。
プログラミング学習用言語として作られているので、スマホアプリがつくりたくなったら、Swift/Java/JavaScriptへステップアップしましょう!
10月放送のTokyo MXのテレビ番組の収録、パックンにもマイコン、プログラミング体験してもらいました!
「エトス、パトス、ロゴス」伝え方3種がおもしろい、パックン著書にサインもらいました!