小中高、学校教育大改革「GIGAスクール構想」をご存知ですか?
GIGAとは、Global and Innovation Gateway for All の略
意訳すると「すべてのこどもたちに世界とイノーベーションへの入口を!」
ゴールはICTによる「個別最適化された学び」の実現!
いよいよ一斉授業に別れを告げ、「時代に取り残され、世界から遅れたまま(文科大臣メッセージより)」の日本国の教育をアップデートする、力強い宣言です。(1996年の経団連の提言「創造的な人材の育成に向けて」がいよいよ実現です!)
「「児童生徒1人1台コンピュータ」の実現を見据えた施策パッケージ(令和元年12月19日)を改変」
誰一人取り残さない(インクルーシブ)、個別最適化された学びの実現が目的。その手段として、ソフト、ハード、指導体制をバランスよく作り上げるのがポイントです。「すべてのこどもたちにコンピューター」はその一部。
「児童生徒1人1台コンピュータの実現に向けて「ハード」だけでなく、「ソフト」「人材」一体となった施策を推進していくことが必要です。一番いい方法をみんなで考えて、子供たちのための環境を整えたいと思います」 (文部科学省 萩生田大臣 「GIGAスクール実現推進本部 第1回を開催」より)
3本柱中、一番の難関と思われる「指導体制」に対して、課題がぎっしり
「教師の在り方や果たすべき役割、指導体制、ICT活用指導力の向上方策、年間授業時数、標準的な授業時間、学年を超えた学び」
また、「ソフト」に対しても「デジタル教科書の今後の在り方」とありますが、こちらは「教科書のオープンデータ化」を強く提言したいです。 デジタル時代に重いランドセルを運ばされる昭和スタイルから、スタイリッシュな薄いバッグにパソコンをいれ、楽しく通学する令和スタイルへ!
参考として提示されている仕様書を見ると、全クラスで動画を見ながら授業できるクラスのバックボーンの整備なども記載された、使える高速無線ネットワークをすべての学校に、とも!
ネットをどう授業に活かすか、先行して整備され、一人一台パソコン環境も高専によっては実践している高専のノウハウが活きるでしょう。無線LANがありながらも、学生は思うように使えず、これでは家に勉強したほうが捗るという悲しい意見も聞きました。
本日、鯖江総合戦略会議と福井高専未来戦略会議にて、GIGAスクールの早期実現を提案。
この実現には、各自治体の首長の皆様のリーダーシップが不可欠です(文科大臣メッセージより)ICTを活かす体制がGIGAスクール実現の要、自治体として力が問われています。
47都道府県、どのくらいICTに力をいれているか否かを見える化してみました。昨日整備したオープンデータを使って、AOSSL化率を新規開発、オープンデータ化、プログラミング準備教育と合わせてどうぞ!
「日本のAOSSL化率ダッシュボード」 7x7カラム地図 (TabularMaps7x7)
「日本のオープンデータ都市率ダッシュボード」 7x7カラム地図 (TabularMaps7x7)
参考、「児童生徒1人1台コンピュータ」の実現を見据えた施策パッケージ(令和元年12月19日)
この資料、大事なのは真ん中!
links
- GIGAスクール構想の実現について:文部科学省