感動したのは、サーバールーム階下にある巨大な電気施設!北海道電力から直接引き込んだ66,000Vを6,600Vに変圧するこの変圧器(写真下中央)、圧巻でした。
電気は、66,000V➔6,600V➔400Vと電圧は徐々に下げ、サーバールームへ送られ、通常のサーバーの電源である100Vや、直流電源サーバーの12Vへと更に変換されていきます。電気エネルギーあっての、さまざまなインターネットサービス、考えて見れば、当たり前のこととですが、こうして目の当たりにすると人間の英知の積み重ねの凄さに感激します。交流、直流、周波数、発電、送電、排熱などなど、この施設の見学でITとリアルとのつながりを強く感じることができました。
石狩の良さはこの広大な土地と、涼しさ。鯖江より10度低く、すでに鯖江でいう12月初旬並の温度。この涼しさを最大限に活かしそうとするこだわりもまたすごい。監視ルームにおいてある大型ディスプレイにはPUE(Power Usage Effectiveness、データセンターの効率を表す1.0で最高のパフォーマンスで、1.4が目標という指標)が常に表示され、この日は調子がよいとのことで、1.09という数値も出ていました。
これは停電時に回す非常用発電機群。なんと戦車にも使われているという巨大なディーゼルエンジンがずらっと並んでいます。月一の試運転の際にはものかなりの音がするとのこと。燃料費が高く、排気ガス規制もあって、通常運転には使用できないとのことでしたが、何があってもインターネットを支えきろうとする気迫を感じます。
いっしょに見学した勝屋さんとの感動の記念ショット。電気設備があるルームの迫力、伝わるでしょうか?田中さん、日本のインターネットを支える熱く思いこもったご案内ありがとうございました!それに恥じないインターネットサービスを心して創りたいと思います!