チップの中のパターンを見ると、大事な部分は中央に固まっていて、外側は配線しか無い様子。コンピューター制御のフライス盤は羨ましいところですが、100均で買ったノコギリでゴリゴリ切ります。PCからシリアルで転送できるようにしたまま、削るには上から4ピン分、合計8ピン切り落としてしまっていいはずです。
できました。上がオリジナル、下が約30%カットした20ピン版LPC1114です。その左にあるものは切った残骸です。重さも4.2gから3.0gへと約30%軽くなりました。
小3の頃、初めて触ったパソコン、MSXでのBASICという言語でのプログラミングを思い出しながら、TinyBasicというマイコンでも動くほどのシンプルなBASICを移植して動かしてみました。動作は快適です。8ピン減っても、自由に使えるピンが最大14ピンあるので、ちょっとしたものを創るには十分です。奥の手として、書き込みをあきらめるか、別の手段を用意すれば、更に削って、中央のみ残した8ピンまたは6ピンDIP化も可能そうです。
TinyBasic、Flashにプログラムを書き込めるようにしたので、作成した後はPCから切り離して、ボタン電池で動かすこともできます。難しい開発環境いらずのフィジカルコンピューティング、ますますコンパクトに楽しめます。
(LPC1114を20ピンDIP化しTinyBasicでプログラミングする様子)