2013-11-04
お気に入りの110円のコンピュータLPC1114は、気持ちもう少し小さくなってくれるとメガネ搭載にももっと気軽に使えるのに・・・。小さいチップを使う手もありますが、ブレッドボードでテストしたり、手で気軽に半田付けしたりにはこのDIPサイズがうれしいのです。ということで、LPC1114を削って半分の大きさにしている人に習って、削ってみることにしました。(参考:LPC1114のDIPを600mil→300milにしてみました。 - チカラの技術 - Yahoo!ブログ

チップの中のパターンを見ると、大事な部分は中央に固まっていて、外側は配線しか無い様子。コンピューター制御のフライス盤は羨ましいところですが、100均で買ったノコギリでゴリゴリ切ります。PCからシリアルで転送できるようにしたまま、削るには上から4ピン分、合計8ピン切り落としてしまっていいはずです。

できました。上がオリジナル、下が約30%カットした20ピン版LPC1114です。その左にあるものは切った残骸です。重さも4.2gから3.0gへと約30%軽くなりました。

小3の頃、初めて触ったパソコン、MSXでのBASICという言語でのプログラミングを思い出しながら、TinyBasicというマイコンでも動くほどのシンプルなBASICを移植して動かしてみました。動作は快適です。8ピン減っても、自由に使えるピンが最大14ピンあるので、ちょっとしたものを創るには十分です。奥の手として、書き込みをあきらめるか、別の手段を用意すれば、更に削って、中央のみ残した8ピンまたは6ピンDIP化も可能そうです。

TinyBasic、Flashにプログラムを書き込めるようにしたので、作成した後はPCから切り離して、ボタン電池で動かすこともできます。難しい開発環境いらずのフィジカルコンピューティング、ますますコンパクトに楽しめます。


(LPC1114を20ピンDIP化しTinyBasicでプログラミングする様子)

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