ECHONET Lite とは、東芝、Panasonic、日立、三菱という家電メーカーが理事となり、家電とネットをつなぐ規格を共同でつくるエコーネットコンソーシアムが策定している通信規格です。(エコーネットについて)
オープンになっている規格書によると、対象は一般家庭だけでなく、マンション、店舗、ビルも含むとのこと。
物理的にどのような通信をするかを規定していないのがおもしろい点です(OSI参照モデルの第5層と第6層のみ)。つまり、無線LANでも、Bluetoothでも、赤外線でも、音波でも何でも構わないということ。
とはいえ、既存の ECHONET Lite 機器とつながらないことには使えないので、手頃な対応家電をAmazonで検索するも該当なし。ひそかに、ECHONET Lite レディ機器にはなっているかもしれませんが、売りにしている様子はまだない様子。
ECOHNET Lite の接続実験を行う施設「HEMS(ECHONETLite)認証支援センター 」が2012年末にオープンしていて、そのセンター長がなんと、W3Cの日本サイトマネージャーであり、今回のきっかけをくれた一色先生でした。オープンを使った戦いのプロです!
「一色正男教授インタビュー:日本型スマートハウスは世界に出るか?ECHONET Liteの挑戦 HEMS市場のキーファクター|ビジネス+IT」
Web標準を意識しての展開だろうと想像すると、まだ無い今こそ創るチャンス!ということで、赤外線を使った超簡易 ECHONET Lite を実装してみようと思います。家電メーカーのシンプルでオープンな姿勢は大いに追い風かも。日本の強みは、大手もベンチャーも行政も、仲良くなったら異常に速いこと。セマンティックWeb元年の領域は思った以上に広大かもしれません。