こちら本日のアプリ「sphere3d」は、球面に沿ったスパイラルを大きさと位置をばらばらに配置し、色を変化させながらスピンさせるもの。特に意味は無い。このアプリで伝えたいメッセージはないので、2012年アプリ一日一創のカテゴリでいうアート(art)、表現である。
表現と伝達の違いは大きい。伝達とは伝えたい人に、伝えたいコトが、伝わるように工夫して、伝わって始めて完成するが、完全に伝わったことを確かめるすべはないので、突き詰めることができない無限地獄。
一方、表現は、自分自身だけで完結できるので、突き詰めることができる。満足がいったら、単に見せる、以上。見る方も気が楽。好きなように見て、勝手に解釈して感動するもよし、さらっと目や頭の休息に使うもよし。ただし、新しい何かは提供したい。
Webアプリづくりの場合、見た目の表現だけでなく、触った時の動きの表現もでき、またそれをどのように実現しているかというプログラミングとしての表現も一緒に提供できる点がお得。ちょっといいなっと思って、少しいじろうかと思った人には、クリエイティブ・コモンズ・表示で、オープンデータな、オープンソースにしたアプリなので、一定の価値を提供できているはずなので、達成感がある。
伝達の精進を、時々表現に逃げつつも、一日一創、続けます。