Code for Japanのコーポレートフェローシップ、SAPジャパン仕込みのデザインシンキングにより、行政の課題をディスカッション。なかなか広がりが実感できないオープンデータの効果、人任せでなく、自分たちでできる小さな一歩一歩が大切と、鯖江市役所牧田CIO。今年は統一地方選挙の年。オープンデータと共に選挙への関心を高めましょう!
(鯖江市CIO牧田さんによる第一部、自治体アイデアソン)
(若い女性の減少を福井県内市町別アニメーションをつくり、市民の心動かす試み)
一般参加者の人も集まり、第二部。テーマは「移住者に優しいアプリ」、電脳メガネが当たり前になる近未来を想定して、原始的なパソコンIchigoJamを使ったプロトタイプを開発してもらいます。福井県のウェアラブル実証実験コーナーと、IchigoJamおとなプログラミング教室コーナーに分かれて、それぞれ体験しながらブレスト。初のプログラミングも、ミッションプリントシステムにより、30分ほどで基本はマスター!(今回使ったプリントはこちら)
(市長見守る、おとなプログラミング教室)
5チームに分かれて、アイデアソンし、中間発表。それぞれのアイデアが出揃いました。
(テーマ「移住者に優しいアプリ」に対して5チーム、5つのアイデア)
1. おすそ分けマッチングアプリ - タダで野菜やお惣菜をもらえる!余ったもの食材提供!
2. 看板英訳アプリ - 外国人居住者でもウェアラブルで読める看板に!
3. 住むならどこ?アプリ - 子供重視か?車使うか?静かさ大事?答えるだけでベスト不動産
4. ほやほや - 福井弁で「そうそう」を意味する「ほやほや」が現地語を翻訳!
5. ローカルルールアプリ - なぜか右車線が空いてる道の先は右折専用だった!地元の常識をさりげなく提供
(アイデア発表)
いよいよハッカソンタイム。そのアプリは、どんな人が使うのか?利用者像をイメージして、紙へデザインへと落とし込み、それをIchigoJam BASICを使ってプログラミングして、発表用のプロトタイプを開発します。シニアハッカソンでの経験者の方もいることもあってか、プログラミングに関するサポートはほぼ不要な状態でハッカソンタイム終了!
(最年少にして一番のIchigoJamプログラマー MASAHARU!)
最後はチーム全員で発表。つくったアプリを SAVE したIchigoJamをプロジェクターに接続して、デモアプリを披露と、全員一言ずつ感想共有。歓声あり、笑いあり、感動ありのステキな発表会となりました。
(ハッカソンで開発したプロトタイプを披露する最終発表)
記念撮影後には、お悩み相談会も兼ねた懇親会。私も、Facebookアプリで、自分のタイムラインが全部見えない仕様について尋ねられましたが、今はこういうものなので、ブラウザから見れば変わるかもと答えるの精一杯。新しいものに囲まれると、分からないことだらけで正常です。一緒に悩み、一緒に改善していくこと自体を楽しんでいきましょう。
ちょうどとどいた本「子どもを億万長者にしたければプログラミングの基礎を教えなさい by 松林 弘治」に、Facebookの生みの親、マークザッカーバーグ氏も中学生の頃、BASICを父親から教えてもらったとありました(Wikipediaにも記載あり)。技術者のおまつり、デブサミにてニコニコ動画で有名なドワンゴの会長兼CTOの川上氏もこどもの頃、Z80とBASICで遊んだと語っています。もちろん私もBASIC、はじめの一歩はみんな一緒!
参考リンク
- インターナショナルオープンデータデイ2015 - OKFN
- インターナショナルオープンデータデイ2015 in Fukui 写真 CC BY Code for Sabae
- インターナショナルオープンデータデー2015 ふくいアイデアソン Facebookイベントページ
- International Open Data Day 2015 in Japan. - Togetterまとめ