福野泰介の一日一創 - create every day

個人的に本命視していないウェアラブル、腕時計。Apple Watchの発表を受けて、iPhone 6 モックづくりついでに、3Dプリンターで作ってみた実物大Apple Watchが、Facebookの投稿で意外と好評だったので、少し手を加えてみたのがこちら。


画面にシール、3Dプリンターでのバンドはあきらめホルダー形状をつくって、ひとまず紙とマスキングテープで留めた。着けているのが42mmバージョン、右に置いてあるのが38mmバージョン。大きさはApple Watch公式サイトから目算。

作って見せたり、着けて分かった10のこと。
1. 時計はある程度大きいほうがかわいい
2. 片手で使えないのは不便(歯磨き中に使えない)
3. 防水じゃないことを気にするのは面倒(シャワー時)
4. 見るだけなら視線をあまり動かさずに使えるメガネ型の方がいい
5. 付け外しにかかる手間はメガネ以上
6. 重さは気にならない(メガネと比べてシビアじゃない)
7. 腕時計は男性にも許される数少ないアクセサリーのひとつ(もうひとつはメガネ)
8. 意外と簡単に作れる(3Dプリンター、他腕時計からの流用も効く)
9. 健康や安全に関する影響に気を使わなくていい(メガネが壊れると危ない!)
10. 電子工作で遊ぶ余地が大きい

結論、ウェアラブルデバイスとしての腕時計の自作は楽しい。


即席のApple Watch、実物大のモデル。ディティールは甘いです!


バンドの留め方は工夫したいところですが、壊れるまで着けてみます。

大きくなってしまった iPhone 6。変更しないわけにはいかないので、どちらか選ぶ必要がある。さすがに 6 Plus は大きすぎるだろうと思うが、実物を体感してみないことには分からない。発表された大きさの3Dモデルを探すと、いくつか見つかった(iPhone 6 で thingverse を検索)。さすが世界!

中でもiPhone 5のケースにするという「iPhone 6 Case for iPhone 4&5」のアイデアが気に入った。ただ、プリントしてみたところ、プリンタとの相性か入らなかったので、サイズ感が分かるだけの簡単モックアップをダヴィンチ1.0で作成。
iPhone 6 / iPhone 6 Plus Scale Mock for iPhone 5 by taisukef - Thingiverse


こちら iPhone 6 Plus のスケールモック。やはり大きい。持って、上の方は全く届かない。iPhoneというよりiPadと思ってアプリを創る必要がある。(フリックができないというレポートもあり要チェック!)


iPhone 6 だと、がんばれば上も届かなくはないぎりぎりのサイズ。一安心。

ということで、iPhone 6 をメイン端末にいくことで決定。気圧計とNFCも楽しみ!画面が大きくなった分、Durovis Diveのような簡易Oculusも迫力アップが見込める。

気になるのは、Webサイトにおける表示。横の表示サイズが 750px / 1080px と今までの320pxの倍数から変わってしまった。320pxに合わせて作られたモバイルサイトは、2.34375倍と3.375倍という中途半端な拡大をされてしまうのだろうか・・・。上が届かない問題を含め、対応が忙しい1周間となりそうだ。

参考リンク
- iPhone 6 / iPhone 6 Plus / iPhone 5s 詳細スペック比較。変更点まとめ - Engadget Japanese
- iPhone 6・iPhone 6 Plusのサイズを体感できるペーパークラフトが登場 - GIGAZINE
- 世の中やっぱり金でした 71万円の大金を積んで誰よりも早く「iPhone 6 Plus」の使い勝手を検証してみた - ねとらぼ
- 片手で使える?:2つのiPhoneをどう選ぶ?――「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」に触れてみた - ITmedia Mobile

2014年、夏の3週間、高専インターン、あっというまの最終日、成果発表会と最後の交流会でした。4チーム、4作品のレビューはちょっと後にとっておいて、高専プロコン競技部門以来のサイコロ好き高専生のために思いついた、フィボナッチ数列を使ったサイコロをプレゼント!


3週間、ステキな夏をありがとう!!

フィボナッチ数列とは、ひまわりなど自然界し、黄金比にも通じる不思議な数列。
プログラマーなら「再帰」の例題として馴染みがあるかもしれません。

0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55 ...
詳しくは、Wikipediaをどうぞ


この1〜8までの6つの数値を使ったサイコロをモデリング


人数分16コを一気に3Dプリント


高専インターン生によって名付けられた名前は「フィボッコロ」
1が2つありながら、8とちょっと速くもなるので、通常のサイコロとくらべて射幸性が上がって違った楽しみ方ができるかも!?

13高専16名のみなさん、楽しんでくれたかな?
フィボナッチ数列のように今回の経験にどんどん新たな経験、積み重ねていってくださいね。
無くしちゃっても3Dプリンターがあれば大丈夫!
fib-dice by taisukef - Thingiverse

再開の日を楽しみにしています!

jigインターン2014 参加者ブログ
- jigintern2014’s diary

jigインターン2014 関連記事まとめ
- インターン2014募集開始
- 視野を広げるインターンスタート
- チーム開発手法「スクラム」
- 禅ハッカソン参加(アイデア創出編)
- 禅ハッカソン参加(発表編)
- 河和田アートキャンプの大学生との交流@蔵Bar

タミヤつながりで発見、明和電機の新グッズ、大人の科学、全自動手書きマシーン「オートマ・テ」。カムを使った3Dプロッターの組み立ては3Dプリンターを分解しているようで楽しめます。専用アプリを使って自分専用カムが作れるとのことで、早速3Dプリンターで出力して「福」を書かせてみました。


オートマ・テが書いた「福」 ➔ 動画で確認「明和電機x大人の科学、自動手書きマシーン「オートマ・テ」の型を3Dプリンターでつくる - YouTube


明和カラーがうれしい、パッケージ。


1時間の楽しい組み立てタイム。プチ3Dプリンター分解気分を味わえます。


大人の科学提供の「オートマテ カム ジェネレータ」を使って「福」と書きます。右側が同時に出力されるカム3枚の形状。3Dデータ(STL)でダウンロードできると楽ですが、無いようなのでなんとかします。


画像からイラレで線にして、dxfデータで出力。
※PDFをイラレで開いて、パス連結の方が楽で精度も良いです(カムジェネレーター作者の方からのアドバイス!


3Dモデリングツールで中心の正方形(1辺13.5mmがちょうどよい for 3Dプリンター、ダヴィンチ)にスケールを合わせて、厚さ2mmの3Dデータにします(ライノセラス、曲線を閉曲線にするCloseCrvコマンドが便利)。20cm四方に収まるよう位置を調整。


待つこと約1時間、3つのカムが印刷完了。


一発で私がタッチパッドで書いたへにょっとした「福」をきれいに再現してくれました。

モデルデータはThingiverseにアップしているので、オートマ・テと3Dプリンターをお持ちの方、ぜひ!
Happy in Chinese Character for Automa-te by taisukef - Thingiverse
カム種と向きがわかるような印を3Dモデル作成時にいれておくことをオススメします!

アーティスト、明和電機、活動開始から21年。CDアルバムという枠を超えた新製品が毎回楽しませてくれます。次の製品「ミスターノッキー」の発売もまもなく!?たたく楽器の付け替え部分の3D CADデータもオープンにするとのことで、楽しみです!

参考リンク
- 「Engadget Fes 2014 明和電機ライブ。DysonやPepperとコラボ - YouTube
- 「Engadget Fes:明和電機アトリエでは自動手書きマシーンが達筆を披露。遠隔操作の打楽器も #egfes - Engadget Japanese
- 「明和電機の新製品「Mr.ノッキー」を触ってみたらめちゃくちゃ楽しかったので、これは子供と遊ぶために…買います! | タムカイズム

昨日に引き続き夏休み工作企画。前回、タミヤのレスキューロボキットにIchigoJamを載せてコントロールできるようになったので、sabotaシステムで図書館空席センサーとしても使っている、赤外線距離センサーを目として付けてみました。


そこそこキュート。


測って、モデリング。(IR Distance Meter to Tamiya Universal Plate by taisukef - Thingiverse


3Dプリンターで、プリント。プリント時間は20分。


タンクにネジ止めして、配線して、ハードウェアはできあがり。


BASICでプログラミング!(ソース
A=ANA() で、IN2に差し込んだ赤外線距離センサーのアナログ電圧信号を変数Aで受け取ります。
壁を認識するまで前進、ランダムに右か左に旋回して、また前進。
前進中はLEDを光らせます。


動いている様子はこちら。最後に起きる不都合な事態によって、赤外線距離センサーの弱点、近すぎると認識できない問題を身をもって学習できます。

積載容量に余裕があるので、無線を積んでネットにつないで動くセンサーにもできます。GPSとカメラも搭載して、巡回警備ロボットごっことかも楽しそう。


Twitter経由で教えてもらったバッテリー付き小型ディスプレイとして使える「VHSレコーダーVHSREC1」によって、外でも気軽に動かしながらのロボット開発ができます。

タミヤの昆虫ロボットが気に入って探していたら、なんと岐阜高専とのコラボモデル「レスキュークローラー工作セット(3chリモコン)」を発見。IchigoJamと組み合わせて、自動走行ロボット化、単純に進んで戻って見渡します。


IchigoJam Tank - YouTube


全部組み立てると、3つのモーターを使って、レスキュー活動ができるリモコンロボットになります。もう一つのモーターとギアもパワーがあって、いろいろ使えそう。


秀逸なのが、3mm内径の穴が5mm間隔で空いているユニバーサルプレート。LEGOのTechnicシリーズのように自由にパーツを組み合わせて、好きなようにロボットが作れます。


走行部ができたので、昆虫ロボットのリモコンをつないで、動作確認。トルクあるギア設定が制御向きでいい感じ。


IchigoJamとつないで、プログラミング。0番に保存したものは自動的に実行できるので、キーボード、ディスプレイを外してしまってOK!


タミヤのユニバーサルプレートは3Dプリンタでオリジナルパーツをつくるのも簡単。こちら単3x3本の電池ボックスを固定する台(http://www.thingiverse.com/thing:424920)。IchigoJam用の台(Base for $15 PC IchigoJam by taisukef - Thingiverse)と組み合わせて、IchigoJam Tank ができあがりました。

タミヤの工作サイトには、創造掻き立てるコンテンツが盛りだくさん!なんと大好きな明和電機とのコラボまで!
- 小学生×タミヤ! 「夏の工作」コンテスト2013 作品発表!
- 明和電機 土佐正道さん×タミヤの作品コレクション!
- 自動手書きマシン オートマ・テ | 大人の科学マガジン | 大人の科学.net - 明和電機つながり

人類を救うヒトエサの話からネコエサカウンターを思い出し、3Dプリンタで5セグLEDの実装というアイデアが書いてあったので、実際に作ってみました。通常の7セグLEDと違って、信号線が5本でいいので、IchigoJamの4ポート+LED出力を使って制御できます。


0から9までを繰り返すプログラムをIchigoJamのBASICで書いています。ディスプレイをつながなくても、このくらいのプログラムなら見なくても平気。電源がUSBモバイルバッテリーのみのお手軽なフィジカルコンピューティング開発環境です。


さくっと5分でモデリング。


LEDを刺す穴が便利。ただ、穴は真ん中につければ良かったかも。色は反射しやすい白が良かったかも。代わりに、紙を貼り付けることにしました。


発光パターンをプログラミングします。ディスプレイを使わない代わりに、紙とボールペンで考えます。Z80マシン語をハンドアセンブルしていた頃が懐かしい。


5mm方眼紙、さくらインターネットさんにいただいたノベルティ「さくらの学習帳」が大活躍!

5セグLEDというアイデア、探したら1998年に遅くともすでに考案されていました(7 セグメント LED の代案)。ただ、リアルな5セグLEDは初めてかも!?Thingiverseにアップしたので、作ってみたい方、ぜひどうぞ!

楽しい工作。でも、創る楽しみは2つまで。3つ4つと同じものを作るのは苦手です。オペレーションエクセレンスを極める楽しさはありますが、どっちかというと違ったものを創りたい。そんな人にぴったりな3Dプリンター。


このように3つ、できました。


こちら、まるよさんのちりめん教室で、かわいい象の上に載せるモノです。


方眼紙で書かれた図面。


モデリングツールでデータ化します。曲線を立体化して4方向にコピーして切り取る。箱をつくって、ついでに中の人も一緒につくっちゃえると便利ということで組み合わせました。


つくったモデルは、20cm四方に好きなだけ並べられます。時間はかかりますが、ほっとくだけで、作ってくれるのはうれしい。


できあがりと思ったら、6つ中、4つは残念ながら途中で崩壊していました。よって、試作と合わせてできあがったのが冒頭の3つ。1つ7.7gなので、42.35円(5.5円/g)。プリンターでフィラメント(素材)の長さが確認できるので、前後で見ると18.2m、248.7円、41.5円/コとほぼ計算通り。プリント時間は、4時間17分でした。歩留まりが33%なので、実質124.5円/コ。1つずつを離して配置すると、歩留まりが上がるかも・・・とか、リアルな生産ならではの試行錯誤が楽しい。

3Dプリンター、気持ちを理解しながらうまく付き合ってあげると、ものづくりの強力な仲間となってくれそうです。

衝撃的な3Dプリンター体験、和装や、電子ホタルフィジカル熊センサーでコラボしている「まるよ」さんに話したところ、生け花の花瓶を創ってみることに。


届いた図面。直径18cmとダヴィンチ1.0でできるほぼ限界的な大きさ。


ライノセラスでモデリング。


プリントすること9時間後。
なんとなく形になっているけど、ところどころおかしい。


失敗1. 素材不足 ➔ 素材量は十分に!
素材(フィラメント)が途中で足りずエラー停止。
残量確認はできるが、プリント前にどのくらい使うかは分からない、容積から目安でも出してくれるとうれしいところ。(最初にフィラメントセットで失敗したので長さチェックがおかしかったかも?)


失敗2. 割れ目 ➔ 強度を考えた形状に
熱溶解積層法の3Dプリンタであるダヴィンチは、素材であるABSを200度程度に熱して、直径0.4mmの糸状にし、ある高さについて2次元の一筆書きのように出力して、積み重ねていく。よって壁の厚さは最小が0.4mmとなるが、1枚だともろく、隙間ができ、端の処理がうまくいかないので、0.8mmの厚さをとるといい。ただ、形状によってはこのように割れてしまうので、補強が必要な様子。厚くすればするほど時間も素材費もかかるので、経験積むしかない。(今回は接着剤補修でなんとかなりそう)


失敗3. 型くずれ ➔ 積層しやすい形状に
空けた穴の配置が悪く、出された素材が定着しないまま重ねて、崩壊したものと思われる。失敗2同様、熱溶解積層法の特性や限界を把握することが大事。


成功. 花瓶としては使えそう
底は3層になるように、厚さ1.2mm、壁面は2層0.8mmとしてみて、無事、水漏れなく花瓶として機能はする。さすがに大きいので重さもあって145g、素材料約800円。

失敗すればするほど経験値がたまってレベル上がる感が楽しい、3Dプリンター。
大人の趣味はもちろん、こどもが手にすると楽しいだろうなー。

「Amazon.co.jp: パーソナル3Dプリンタ ダヴィンチ da Vinci 1.0: DIY・工具」 - 69,800円!


おまけ、素材がなくなったので、分解してみる。リール状のABSとシリカゲル、識別用のチップのみとシンプルな構造。


チップの拡大図。75円マイコンを埋め込むものを創るのもおもしろそう。

会社に69,800円の3Dプリンターを導入してみたら、みんな興味津々。ちょっと大きめな電子レンジといった大きさ。


たまたま見かけたサイコロの記事の2面ダイスを思い出し、モデリング。モデリングツールは、Rhinoceros、Mac版は開発中のため、なんと無料!学生の頃、ゲームづくりのため使っていたツール、LightWaveが懐かしい。


円柱を半分に切って、ひねって、0と1の刻印を付けるだけの、シンプルな形状なので、5分ほどでモデリングは終了し、プリント。ABSを溶かしながら1層ずつ積み重ねてつくっていく様子がかわいい。仕上がるまでの時間は、20分ほどは、待っているだけ。ちゃんと転がる!(スティック糊を台の上に塗るのを忘れると、一層目が定着せず失敗するので注意!)


2面ダイスなんて、コインでいいじゃんと思われるかもしれない。この特徴はサイコロのように机の上の適度な広さでオモテウラはっきりすること。エッジがきつすぎて、転がりが悪いのは改良の余地があったり、3Dプリント独特の筋があって品質は最高ではなかったりするが、実際つくってみて、試してみるとみないとでは大違い。想像からリアルなものになるまでの圧倒的なスピードがうれしい。


今回つくった2面ダイス、ココからダウンロードすれば、3Dプリンターを持っている人なら、無料ですぐに手に入る。他にも誰かがつくったいろんなモノが「Thingiverse - Digital Designs for Physical Objects」に大量にある。安い3Dプリンターで印刷できる限度はあれど、ちょっとした小道具であれば100円均一などお店に買いに走ったり、通販で買ったりする以上に手軽。騒音もちょっとうるさめな2Dプリンターくらい。

気になっていたランニングコストも十分安かった。素材が600g、3,280円なので、5.5円/g。今回の2面ダイスは、3gなので、たった16円と実用圏。量産した場合も、小さいものなら20cm四方まで、並べてまとめて印刷すればOK。想像以上に使える!

モノがネットにつながるIoTとは違って、モノ自体がインターネットを通じて流通する世界の先駆け3Dプリンター。フルカラー化、出力素材の多様化、チップの汎用化で、通信するデバイス自体もインターネットで流通する世界の実現も近い。


「Amazon.co.jp: パーソナル3Dプリンタ ダヴィンチ da Vinci 1.0: DIY・工具」

- 参考リンク
製品情報:XYZプリンティングジャパン
XYZプリンティング、69,980円の3Dプリンタ「ダヴィンチ 1.0」を正式発表 ~デュアルヘッドや無線LANモデルの年内発売も計画 - PC Watch
7万円切りの3Dプリンター『ダヴィンチ1.0』実力テスト - 週アスPLUS

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この作品は「Creative Commons — CC BY 4.0」の下に提供されています。
CC BY 福野泰介 - Taisuke Fukuno / @taisukef / アイコン画像 / プロフィール画像